マッケンジー法/巻き爪矯正
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施術案内

スポーツ外傷テーピング/痛み

テーピング
怪我の程度、スポーツの種類に応じてテープの種類を分け、運動(可動域)の制限をしながら治療していきます。
治療の基本は安静ですが、個々の状況に出来る限り応えられるように処置したいと考えています。
※当然ですが、治療する時間(期間)がある方は、今後を考えた最も良いと思われる治療をしていきます。
電気療法
金属板電極、ゴム電極、吸引電極、鍼電極、棘状電極などの電極版を用い、生体内に電極を直接流す治療法、電流刺激は末梢神経の興奮、刺激伝導、筋収縮などを生じることを利用して鎮痛、筋委縮防止、運動再建などの目的で使用します。

●電気療法の効果
①筋収縮:電気刺激により筋収縮が生じ、筋力増強効果(筋力が低下した筋肉)を得ます。
②疼痛の軽減:(※1)ゲートコントロールセオリーとしての疼痛伝達の抑制。(※2)エンケファリンなど(※3)オピオイドの生産、(※4)セロトニンなどの非オピオイド系下降性抑制性経路の働きなどによると考えられています。
※1:疼痛体験は単に末梢神経から中枢への一方通行の感覚ではなく、中枢からの関与(感情や認知の要素)や
脊髄後角(感覚を伝える神経の脊髄内の終末)の神経線維間の活動量の競合の結果であります。
また、末梢から脊髄後根(感覚を伝える末梢神経)への刺激入録パターンを変化させることにより
疼痛のコントロールは可能であることから電気刺激療法などに応用されます。
※2:モルヒネ様の内因性鎮痛物質
※3:モルヒネ様物質の作用発現に関与
※4:神経伝達物質
③組織の修復:好中球、リンパ球、(※1)線維芽細胞などを活性化し、外傷や炎症に伴う浮腫を軽減させ、血液循環を促進させます。
※1:結合組織を構成する細胞の1つ。コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸といった真皮の成分を作り出します。

●電気療法の適応
 疼痛の軽減を目的として頚部痛や腰痛、変形性関節症およびその他の疼痛性疾患を適応とし、筋力増強効果は低下した筋力の増強、筋の再教育、筋収縮能の維持、浮腫の軽減、創治癒促進などに行われます。

電気療法は正確には=神経筋刺激療法(※NMES)といいます。

・NMESとは運動神経を介して筋を電気刺激する治療法です。
 筋肉や筋肉を支配する運動神経を電気(電流)で刺激すると、その筋肉は『収縮』するという
 現象を起こすことは古くから知られています。
 NMESにおける電気刺激は、通常の自然現象の中では存在しない刺激ですが、出力や周波数、
 その他の刺激条件を任意に、安易に変化させられますので、適切な条件で実施でき、
 きわめて高い効果が得られます。しかも副作用等も目立つものは有りません。
 ※Neuro Muscular Electro Stimulation = 神経筋刺激療法

・当院の中周波刺激電流治療器
 低周波電流は、大きい筋、筋群を十分に収縮するぐらいの電流を流すことが出来ません。
 十分な収縮を得るために電流量を増やすと表在神経を刺激してしまい、痛みが発生します。
 筋を収縮できるの低周波(成分)でありますが、この相反する条件を、満足できるものが中周波におけるNMESです。
 当院の中周治療器は表在神経をそれほど刺激せずに、大きい筋群でも収縮させることが可能です。

・中周波電流の生体に対する特性

組織への浸透性に優れている

 生体(特に皮膚)には、電流の周波数に対して反比例する容量性抵抗があります。
 例えば50Hz(低周波)の交流電流は皮膚抵抗値が3,200Ωに対して、5,000Hzでは51,6Ωに下がります。
 皮膚抵抗が少ない→皮膚の(※1)侵害受容器への刺激を最小にします。
 結果として電流を上げても患者さまに不快感を与えず、深部の筋肉を刺激することが可能です。
 ※1:痛みをもたらし、組織の損傷を引き起こすような刺激を電気信号に変える変換器

神経電動を阻止する

 電流が流れている間、暫定的な神経膜脱分極を生じ、神経の伝導を阻止します。
 中周波電流は痛みの伝導と知覚に対して阻止効果をもっています。
 この効果により刺激電極下において知覚が減少します。
超音波療法
 超音波(1MHz、3MHz)を照射する治療法です。
もっとも深達性の高い温熱療法で深部組織の温度上昇、膜透過性の亢進作用をもちます。
鎮痛、抗炎症、軟部組織の伸展性増大などの目的で使用します。

●超音波の効果
①温熱効果 : 通常の温熱療法と同様の効果であり、代謝の促進、疼痛と筋のスパズムの軽減、
 神経伝達速度の増大、血液循環の増加、軟部組織の伸展性の増大などの効果が得られます。
 腱、靱帯、関節包、筋膜を中心に深部組織に温熱効果を発揮します。
②非温熱効果 : 運転サイクル(総治療時間に対する超音波が作用している時間の割合)が
 20%以下のパルス照射では温度上昇を伴わない非温熱効果が認められます。
 非温熱効果には細胞内カルシウムの増加、細胞膜の透過性の増加、
 (※1)マクロファージ反応性の増加、(※2)線維芽細胞による蛋白合成率の増加などがあげられます。
※1:白血球の1つ。
 免疫システムの一部をになうタメーバ状の細胞で、生体内に侵入した細菌、ウィルス、又は死んだ細胞を捕食し消化します。
 また抗体の作成に貢献します。別名大食細胞といいます。
 ※2:結合組織を構成する細胞の1つ。コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸といった真皮の成分を作り出します。

③骨折後の骨癒合の促進

●超音波療法の適応
温熱効果により軟部組織の短縮し、伸展性の低下した関節包、腱、靱帯に対するストレッチ効果を高めることや、疼痛コントロールを目的として用いられます。非温熱効果としては創傷治癒の促進、腱鞘炎治療、骨折治癒促進などに用いられます。
低出力レーザー療法
レーザー(LASER)とは、Light Amplification of Stimulated Emission of Radiationの頭文字からの合成語で「放射の誘導放出による光の増幅」という意味です。

 レーザー光は、電磁波という点では従来の光と同じですが極めて単色性、集光性、に優れているのが特徴です。レーザー治療器には、高出力レーザーと低出力レーザーの2種類があり、物理療法で用いられているのは主に低出力レーザーです。 創傷治癒、疼痛緩解の目的で使用され一般的なのは、半導体レーザーです。  神経伝導を促進、神経組織の活性化、血管拡張効果などの他、細胞効果レベルではATP合成の増加、マクロファージや線維芽細胞の活性化についての報告があります。

●低出力レーザー療法の適応
①創傷と骨折の治癒
②筋骨格系障害
③疼痛管理
疼痛管理では外側上顆炎、腰痛、頚部痛などにトリガーポイントとして用います。
牽引療法
牽引は関節や脊椎に引き離す力を加えることにより、周囲の軟部組織に伸長力を加え、
効果を得ようとする治療器です。

●脊椎の牽引療法の効果
①椎間関節の離開
 関節面への圧迫を軽減し、椎間孔を拡大します。
②椎間板膨隆の整復補助
 椎間板腔が開大されて、内圧が低下することにより後方に膨隆した椎間板を整復する方向の力が働きます。
③軟部組織の伸張
 脊椎周囲の筋、腱および靱帯が伸張されることにより、拘縮した関節の可動域が改善します。

●牽引療法の適応
椎間板ヘルニア、変形脊椎、腰背部痛、慢性腰痛など

○当院の牽引装置は座った状態からそのまま牽引姿勢にリクライニングしますので、患部への負担を最小限に抑えることができます。また、ファーラー肢位(半座位ともいい、上半身を45°起こした体位)に近づけることで、腰椎の前彎を抑制します。

○当院の頚椎牽引装置は仰臥位(仰向け)で頚椎の牽引を行います。
座位に比べて、頭部の自重による影響を受けにくく、牽引力の正確性の向上や顎部への負担の軽減が期待できるため、より少ない牽引力で座位牽引と同等の力を頚椎に加えることが可能です。
また、仰臥位(仰向け)の姿勢により牽引を行うことで、脊椎(腰椎・胸椎)を理想の形に保たせた状態で頚椎を前上方へ牽引することが可能となるため、従来の座位での頚椎牽引以上に効果が期待できます。
温熱療法
温熱療法は身体に熱が伝導することにより血液循環、神経筋活動、組織の代謝などに
生じる影響を治療に反映させるものです。

●温熱療法の効果
血管平滑筋が弛緩し、血管が拡張して血流の増加が生じるなどの血行への効果や、酵素活動の速度を上げて組織治癒を促進させる効果、組織の温度が上がるとゲートコントロール機構によって疼痛の閾値が上がる効果があります。
温めることにより塑性変形が得られ、ストレッチングにより軟部組織が伸張しやすくなります。

●温熱療法の適応
①変形脊椎症や変形性関節症の痛みのコントロール
②筋萎縮、血腫、腱鞘炎などにおける治癒を促進
③拘縮した関節やその他の組織の伸張
寒冷療法
アイスパックなどを用い、生体温度を低下させる治療法、外傷後の浮腫、炎症を抑制し、細い末梢神経線維の神経伝導を抑制します。スポーツ外傷後の浮腫、出血、疼痛抑制や痙性の抑制に用いられます。

●寒冷療法の効果
冷却により初期には血管収縮による血流減少が起こり、後には血流増加がみられます。
これは組織温度が10℃以下になったり、15分以上冷却が続くと血管拡張が起こり
皮膚温の上昇が起こるためで、周期的に上がったり下がったりを繰り返します。
また寒冷は痛覚を伝える神経の伝導速度を低下させたり、疼痛閾値を上昇させたりして疼痛刺激の伝達を抑制します。
急性炎症には代謝を低下させて、炎症を抑制する働きがあります。

●寒冷療法の適応
①炎症のコントロール
②浮腫のコントロール(不動や循環障害による浮腫には用いません。)
③疼痛のコントロールロール

RICE(ライス)

寒冷療法は負傷・疾病に対する応急処置法の1つです。

 R : Rest(安静) ケガをしたら床や椅子などに座って安静にし、二次的な悪化を防ぎます。
 I : Icing(冷却)  患部を冷やすことで腫れや痛み、筋の痙攣を和らげます。
 C : Compression(圧迫) 適度に圧迫することで腫れの進行を抑え、痛みを軽減します。
 E : Elevation(挙上) 患部を心臓より高く上げて、内出血を防ぎます。

この中で最も重要な処置はRest(安静)です。
これらは痛みを和らげ、出血・浮腫による腫れを抑え、患部の安静を保ちます。
痛みの存在は運動機能を抑制し能力低下をもたらします。
過剰な浮腫は組織の脆弱化や遷延を招きます。
初期処置が予後を決定するといっても過言ではありません。